ダージリンファーストフラッシュとは?
2020.07.25

ダージリンファーストフラッシュとは?
茶葉の生産地インド・ダージリンで、その年初めての収穫時期に摘まれた紅茶をダージリンファーストフラッシュと呼びます。ダージリンの新茶のことです。春摘みの新茶といったりもします。
自称紅茶好きの方の中でもファーストフラッシュの名前を聞いたことがない人が意外と多いです。そして、名前くらいは聞いたことあるにしても、飲んだことのある人は少ないです。
ですので、もう少し詳しいお話しをします。
まずは、ダージリンティーのおさらいからいきますね。

ダージリンティーとは?
インド(国)・ダージリン(都市)で収穫された紅茶がダージリンティー。収穫地の名前が銘柄になっている紅茶です。
知っている人からすれば当たり前の話ですが、知らない人が案外多くて、単純に「ダージリン」という商品名の紅茶だと思っている人も多いです。

ダージリンファーストフラッシュとは?
インドのダージリンは、ヒマラヤ山脈を望む標高の高い場所にあります。冬場(11月後半~3月前半)は気温が低く新芽が芽吹かないため茶摘みを行いません。
春になり、気温が上がり、恵みの雨が降った後に「芽吹いた新芽」を摘んだお茶がファーストフラッシュです。
注意して欲しいのは、日本の八十八夜のようにピンポイントに最初に摘んだ「日」のことではないということ。「収穫時期全体=旬の時期」をさします。例えば、3月20日に収穫した茶葉もファーストフラッシュ、4月10日に収穫した茶葉もファーストフラッシュです。
繰り返しますが、最初に摘んだ茶葉のみがファーストフラッシュではありません。そして、最初に摘んだものが良くて、後半は劣るのでもありません。
日本茶の感覚で考えると、一番茶に最高の価値があるようなイメージですよね。しかし、紅茶のファーストフラッシュはそんなことはありませんので、誤解しないでくださいね。

ダージリン以外にもファーストフラッシュがある?!
ファーストフラッシュと呼ばれる紅茶は、インドのアッサムやニルギリ、インドの隣の国ネパールなどもあります。
アッサムやニルギリ、ネパールのファーストフラッシュも特徴があり味わい豊かです。素晴らしい紅茶ですが、ダージリンティーが最も評価も知名度も高く、別格な扱いになっています。
多くの紅茶の生産地は一年中茶摘みをしていますが、ダージリンの優良な茶園は、春(3~4月)、夏(6~7月)、秋(11月)の良質な茶葉が育つ時期「旬の時期」に茶摘みを行います。
ファーストフラッシュだけでなく、「夏摘みの新茶・セカンドフラッシュ」「秋摘みの新茶・オータムナル」と合わせて3シーズンの旬の紅茶・新茶があり、味わいの変化を楽しめることが評価の高い理由ではないでしょうか。

ファーストフラッシュは、少数派の熱烈ファンがいる紅茶
ファーストフラッシュは、実に味わい深い紅茶です。
香り高く、味の奥行があり、旨味も多い。
ブレンドしないから繊細で個性豊かな茶葉本来の味わいを楽しむことができるのです。
とはいえ、繊細で個性豊かな味わいだから、飲む人を選びます。
素晴らしい紅茶ゆえに万人受けしないのです。
ファーストフラッシュは通好みの銘茶といえるかもしれませんね。少数派の熱烈ファンがいる紅茶といえるでしょう。
ただし、ファーストフラッシュは、特別な紅茶ですが、特殊な紅茶ではありません。
当店のお客様は日々の一杯として普通に飲まれている方が多いようです。それでいい。それがいい。とても嬉しいです。紅茶は、日々の暮らしに潤いを与えるものですから、リキんじゃダメです。
長々と説明をしてきましたが結局のところは飲んでみないと分かりませんよね。ダージリンファーストフラッシュは、普通の紅茶であり、紅茶は嗜好品ですから、興味のある方は、ぜひ飲んでみてください。
この記事はお役に立ちましたか?
参考になりましたら、下記のボタンを押していただけると嬉しいです。
