ログインお気に入り

紅茶専門店ティークラブの公式オンラインショップ

紅茶をいれる時の湯の沸かし方や温度に関して

2015.10.24
紅茶をいれる時の湯の沸かし方や温度に関して

紅茶をいれる時の湯の沸かし方や温度に関して質問をいただきます。

答えを先言うと「沸騰した湯を使う」。これが簡単で、茶葉の美味しさを引き出す方法です。

紅茶をいれる時の湯の沸かし方や温度に関して

「紅茶の味は湯温で決まる」「紅茶には95℃の湯がベスト」「グラグラ煮立たせるから香りが飛ぶ、渋みが出る」のようなことが実しやかに囁かれています。

湯温が重要なのは間違いありません。湯温で紅茶の味は変わります。けれども、「沸いていない湯を使う」「沸いたけどその後冷めた湯を使う」などがなければ、細かい温度まで気にしなくても大丈夫です。

湯温は大切ですが、強調して言うほど違いが出ないからです。

茶葉の質や分量などに比べて、僅かな差しかありません。

紅茶のいれ方は、なぜか大したことがないことを大げさに言う傾向があるんですよね。それでいて重要なことはマスキングする…。

話がそれましたが、「紅茶をいれる時の湯の沸かし方や温度に関して」気になっている人が多いようなので、少し掘り下げますね。

紅茶をいれる湯の温度

  • 95℃の湯でいれた紅茶
  • 100℃の湯でいれた紅茶

私の経験則ですが、このくらいの差なら、ほとんど人が味の違いに気が付きません。

私は専門学校で紅茶の授業をしているのですが、この実験をした時の学生達の声は「言われなければ分からない…何が違うの?」という反応です。気づくとしたら、味よりもでき上った紅茶の温度の差です。何年もやっていますが、毎年こんな感じです。

紅茶の味の差があるとしても100点と95点くらいの差。

このくらいの差は日常によくあることです。同じように紅茶をいれたつもりでも、ちょっとしたことで微差はおきます。そもそも、全く同じ味の紅茶でも体調によって感じ方が変わります。こんな差は気にするようなことではありません。

95℃の湯を作るのは難しい

味以前に大きな問題があります。95℃や98℃や92℃の湯を作るのが難しいことです。

ピークに沸騰したら100℃とすれば、それは簡単なのですが、蓋を開け温度計で計って沸騰超直前の95℃とか98℃の湯を作って注ぐのは、現実的にかなり難しい…。“ムリっ!”て言いたい。

温度計で計らないで、沸騰超直前の湯で紅茶をいれることはできますが、90℃以上にはなっているのか?を見極めることは難し過ぎます。コーヒーのように沸騰させてから「一呼吸おいて冷ます」のならできます。けど、紅茶の場合は「沸騰させるな!」「沸騰直前を使え!」と言いますよね。それは、現実的には難しいと私は思います。

完全に沸騰した湯を作ることは誰にでも簡単にできます。

何か別のことをしていても沸騰には気が付くはずですし、少しくらい沸かし続けても問題はありません。

沸騰直前の湯、95℃の湯でいれた紅茶が、完全に沸騰させた100℃の湯でいれた紅茶より確実に美味しいのなら難しくてもそうすべきです。しかし、そんなことはないと考えるので、誰にでも簡単にできる沸騰させた湯で紅茶をいれることをおすすめします。

紅茶は沸騰した湯でいれる

紅茶をいれる湯の沸かし方による味の違い

  • 汲み置きの水を沸かす
  • 二度沸かしの湯
  • 沸騰直前の湯
  • 10分くらい沸かし続けた湯
  • ピークに沸いた湯

このような湯で紅茶をいれると、微妙には違いが出ます。

飲み比べをした人の感想は「言われなければ分からない」「なんとなく違う気がする」「これとこれはハッキリと違う」という感じです。違いに気付く人もいれば、気付かない人もいます。

そして、汲み置きの水を沸かす、二度沸かしの湯、沸騰直前の湯、10分くらい沸かし続けた湯は、家庭で紅茶をいれるのでしたら、簡単に避けることができるはずです。避けることができるというよりもピークに沸いた湯を使えば良いのですから簡単ですよね。

美味しい紅茶をいれるためには、細かい湯の温度や沸かし加減を気にするよりも「汲み立ての水を沸かし、沸き立ての湯を使う」ことです。

誰にでもできる簡単なことが美味しい紅茶をいれる近道なのです。

専門学校での紅茶の実験

専門学校で紅茶の授業をしていると言いました。100℃の湯と95℃の湯でいれた紅茶はほとんどの人が違いに気がつかないとも言いました。

別の実験。

同じ茶葉、同じ湯で紅茶をいれる。全く同じ配分です。

  • ティーカップ1杯分(茶葉2g湯150cc)
  • ティーカップ2杯分(茶葉4g湯300cc)

をティーポットで作ると紅茶の味が変わります。

2つの紅茶に「違いがある」のはほぼ全員が気が付きます。

2つの紅茶の味の違いには半分くらいの学生が気がつきます。

湯の温度ではほとんどの学生が味の違いに気がつきませんが、1杯分と2杯分では気がつく人が多いのです。

けど、このような違いを伝える人ってあまりいませんよね。微妙なことを大げさに言って、紅茶の味への影響が大きいことが語られないんですよね。もっとはっきりと味の違いが出るのに語られない「不都合の真実」も実はあります…。

また話がそれてしまいましたね。

沸く手前、沸かし続けた湯などを使わなければ、95℃も100℃も大差はありません。もっとも簡単な沸騰した湯、ピークまで沸いた湯を使いましょう。

汲みたての水の沸かしたてを使うのが、美味しい紅茶をいれる方法です。

この記事はお役に立ちましたか?
参考になりましたら、下記のボタンを押していただけると嬉しいです。

お茶の時間は、最も身近にある癒しではないでしょうか。そんなお茶の時間を大切にするあなたのお手伝いをしたいです。好きなもの、質がよくシンプルなものを長く愛したい。アナログが好き。

関連記事

目次