知識じゃない、実際に飲んだ多くの人「美味しい!」と言うミルクティーのいれ方
2020.04.20

「教科書通り」「イギリスでは」、ではなく実際に飲んだ多くの人が「美味しい!」と言うミルクティーのいれ方を紹介します。
実にシンプルなセンスもテクニックもいらない方法です。
その前に「美味しいミルクティーとは?」
ティークラブでは、コクがあり、まろやかで、味わい豊かなミルクティーを美味しいミルクティーと考えています。
あっさりサッパリしたミルクティーではありません。また、渋みのしっかりきいたミルクティーでもありません。
あっさりしたミルクティーや渋みのきいたミルクティーが飲みたいときもあるでしょうが、ここでは、まろやかで、味わい豊かなミルクティーのいれ方をお教えします。誰にでもできる簡単な方法を紹介します。
丁寧に紹介するため少し長くなりますが、ぜひ、最後までご覧ください。
目次
美味しいミルクティーのいれ方
紅茶のいれ方の手順は、通常のストレートティーと全く同じです。
美味しいミルクティーにするポイントは、以下の4つです。
- ミルクティーに向く茶葉を使う
- 茶葉を増やし濃い紅茶をいれる
- ミルクはたっぷり入れる
- ミルクをほんのりと温める
まずは、いれ方から紹介しますね。
【ミルクティーのレシピ】一人分(1ポット=ティーカップ2~3杯分)
- 茶葉 8g(ティーメジャー2杯)ストレートの2倍量
- 湯 300cc(ストレートと同じ)
- 蒸らし時間 3分(ストレートと同じ)
- 牛乳 100ml前後(紅茶の1/3~1/2)

ミルクティーのいれ方の手順(ストレートティーと同じ)
- 汲み立ての新鮮な水を沸かす
- 温めたティーポットに茶葉を入れ、湯を注ぐ
- 蒸らす(ジャンピングが起こる)
- 温めた別のティーポットに茶葉を濾しながら移し替える
- ティーカップに紅茶を注ぎミルクを加える
汲み立ての新鮮な水を沸かす
水道の蛇口から出た汲み立ての新鮮な水を沸かしましょう。浄水器の使用はOKです。
やかんの蓋は閉めて沸かし、湯気が勢い良く出て、湯気がハッキリと見えるくらいまで沸かしましょう。湯気が出始めたくらいでは沸騰していません。※湯気を確認する時は火傷に注意
温めたティーポットに茶葉を入れ、湯を注ぐ
ティーポットに湯を注ぎ、温まったら湯を捨てましょう。
温めたティーポットに茶葉を入れます。茶葉の分量は約8g(ティーメジャー2杯)
ティーポットの8分目くらいまで湯を注ぎましょう。
蓋をして蒸らす
湯を注いだら、すぐにふたをして蒸らします。
蒸らし時間の目安は3分。蒸らし時間はストレートティーと同じです。
蒸らしの間にジャンピングが起こります。
湯を注いだ直後は、茶葉が上部に浮かび上がり、少しすると茶葉が上下に動きます。この動きをジャンピングといい、美味しい紅茶を抽出する重要なプロセスです。
別のティーポットに茶葉を濾しながら移し替える
蒸らし終わったら、温めた別のティーポットに茶葉を濾しながら移し替えましょう。茶葉を多くいいれているため二杯目の紅茶が濃くなることを防ぐためです。
ティーポットが一つしかない場合
蒸らし終わったティーポットの中は、上部が薄く、下部が濃くなっています。そのまま注ぐと一杯目は薄く、二杯目は濃すぎます。
解消法として、スプーンで底のから「上下に混ぜるイメージで」ティーポットの中を軽~く2回くらい混ぜ、ポットの中の紅茶の濃さを均一にします。
それからティーカップに注げば、一杯目が丁度良い濃さになります。二杯目は濃くなりますが、混ぜない場合によりは柔らかいです。ミルクを多めに加えるか、湯で割ってからミルクを加えてみてください。

ティーカップに紅茶を注ぎミルクを加える
ティーカップに紅茶を注ぎ、ミルクを加えてでき上がりです。
好みですが、砂糖を加えると味に厚みが出ます。
紅茶とミルクの割合は、紅茶2:1ミルクがおすすめ。

ミルクティーに適した茶葉を使う
- 力強い味の茶葉 >>> 繊細な味わいの茶葉
- コクや味の濃さ重視の茶葉 >>> 香り重視の茶葉
- 上質な茶葉 >>> 低質の茶葉
茶葉選びはとても重要です。
コクのあるミルクティーには、繊細な味わいのフルリーフ(ホールリーフ)よりも、力強い味わいのブロークンやCTCの茶葉が向きます。フルリーフのミルクティーは優しい。悪くはありませんが、ブロークンのほうが、紅茶の味がハッキリしたコクのあるミルクティーになります。
上質なブロークンや上質なCTCを使うと香りが良く、渋みが柔らかくコクのあるミルクティーになります。低質な茶葉のミルクティーも悪くはありません。渋みを生かしたミルクティーや野性味のあるミルクティーになります。ここでは、コクがあり、まろやかでミルクティーを目指しているので、上質で濃いめの味の茶葉をおすすめします。
アッサムCTCが一推し。
茶葉を2倍使って、濃い紅茶を作る
ミルクティーに向く茶葉を使っても、ストレートティーの濃さで作るとライトなミルクティーになってしまいます。
コクのあるミルクティーにするには、「ストレートティーの2倍の茶葉を使って濃い紅茶を作る」ことが大きなポイントです。
ミルクはたっぷり入れる
美味しいミルクティーにする紅茶とミルクのバランスは、『濃い紅茶2~3対ミルク1』です。
ミルクティーが好きな人は、『茶葉2倍紅茶2対ミルク1』。
ストレートティーが好きな人がミルクティーにする場合は、『茶葉2倍紅茶3対ミルク1』のバランスが紅茶強めでよいでしょう。
ミルクをたっぷり入れるためには、紅茶を濃くすることが必須。紅茶が濃くないと水っぽいミルクティーになってしまいます。
ミルクをほんのりと温める
ミルクをたっぷりと加えるので、冷たい牛乳を加えると紅茶がぬるくなってしまします。
牛乳は人肌~お風呂の温度(40℃前後)に温ましょう。沸かすと臭みがるので、温め過ぎはNGです。
最後に…
美味しいミルクティーのポイントは、ミルクティーに合う茶葉を使い、茶葉を増やし濃い紅茶をいれ、ミルクをたっぷりと入れることです。
ストレートティーの濃さの紅茶にミルクを入れたミルクティー、蒸らし時間を長くした紅茶にミルクを入れたミルクティーより、紅茶の風味が生きていて、コクがありながらまろやかで飲み応えのあるミルクティーができます。
「ミルクを先に入れるか、後に入れるか」「ミルクを温めるか、温めないか」よりもここで紹介しているポイントのほうが格段にミルクティーの味に影響があります。ミルクが先か後か云々の影響はゼロではありませんが、大したことでもないことが重大事件のようなに語られ、大切なポイントはマスキングされていると思います。
この方法は当店の一方的なおすすめではなくて、20年以上にわたり紅茶教室やイベント・専門学校の授業などを通して試したものです。
紅茶に詳しい方、紅茶に馴染みのない方、小学生から80代くらいの方まで、いろいろな人に飲んでもらい声をいただきブラッシュアップを重ねた方法です。
いわゆる「教科書通り」とは違う考え方かもしれません。「冷たい牛乳を先に入れる」を信じている人にとっては、「ありえない!」のかもしれません。けど、誰が考えたのか分からない常識よりも実際に紅茶を飲んだ方のリアルな声を優先したことによります。
もちろん、この方法が絶対的な正解ではありません。好きな飲み方をすればよいのですが、情報に影響されてしまって誤解している人がいると感じます。頭でっかちにならないで試していただければ嬉しいです。
※当サイトでは、ミルクティーに関して似たようなことを何度か言っています。必要だと思うことなので繰り返しになってもお伝えしています。
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